1. 技術士試験とは何か 文部科学省は「コンピテンシー」を求めています
技術士二次試験の合格基準は文部科学省技術士分科会で決定されます。その方針の柱として、知識ではなくコンピテンシーと言う尺度が提唱されています。詳しくはこの技術士分科会議事録をご覧ください。
この資料を見ますと、文部科学省が『コンピテンシー』という尺度で技術士能力を評価しようとしていることがうかがえます。
この「コンピテンシー」とは、
職務における効果的、ないしは優れた行動に結果的に結びつく個人特性
という意味です。つまり、仕事の品質や性能を高めるような行動をとれる人の特性です。実際に、仕事の現場に出向くわけには行きませんので、試験では事務の場面を模擬して、試験官が答案等から推し量ります。ですので、コンピテンシーをよりわかりやすい形で表現できれば、得点は上がるはずです。
この会議資料の別紙2では、コンピテンシーのいろいろな側面について書かれています。