2016.11.03 建設部門鉄道科目のI様に講座の指導方針をご説明しました。
この日は建設部門鉄道科目で受験されているI様に対して講座の内容を面談でご説明しました。
疑問の点は、建設部門鉄道の技術士から答案添削を受けることは可能かという事でした。これは可能です。各部門の技術士から答案添削を受けられるように、当研究所ではオブザーバー指導制度を設けております。このため建設部門鉄道の技術士から答案添削を受けることは可能です。ただし、その前提として完成答案を作成する必要があり、そこまでの指導は代表講師である佐武が担当し、マンツーマンで技術者コンピテンシーを高める指導を行なうということを申し上げました。
この理由は、ほとんどの受講者様は、専門科目の技術知識以外の部分で大幅減点されていて、その改善がないと合格できないからです。詳しくは私のホームページで分析しております。http://www.gijutsushi1.com/category/2024894.html
こうしたコンピテンシー理論は全部門に共通して応用可能であり、この理論を学ぶことにより鉄道の分野で新しい視点を持つことが出来ます。今までの業績を反省して、さらにご自身の技術を高めることが可能です。つまり技術士として今後何をすれば良いかがわかるということです。
このほかまた、鉄道科目の方は指導しており、鉄道設計技士コースも毎年指導しており、鉄道の事情は把握していることをお伝えしました。
今年の試験で不合格であった原因をお聞きしたところ、Ⅱ-2の検討事項、留意点、Ⅲ-1の課題、技術的対策、留意点など技術士にふさわしい視点が現れているかどうか不安な点が明らかとなりました。この判断は、技術知識だけでなく、技術経営や鉄道運輸市場の知識がないと解答できません。つまり経営者目線で考える必要があるのです。あまり一般的には伝えられていませんが、文部科学省分科会ではそのように方針が示されていることをお伝えしました。http://www.gijutsushi1.com/category/2009038.html
なお建設部門鉄道科目に関する合格者のコメント、すなわち合格された方がどうお感じになっているか、総監、建設・鉄道の方ですが、その肉声が記録されています。http://www.gijutsushi1.com/category/1608102.html