2016.11.19 総合技術管理部門の業務経歴の作成指導、コンピテンシーを高める提案
総合技術監理部門を目指すS様は、10月19日の面談に続き、新たに業務経歴に関するそうだのために本日来られました。機械工学動力エネルギー科目で技術士をお持ちでしたが、総合技術監理部門としての貢献をどのように表現すべきか考えあぐねていらっしゃいました。この日の面談指導では10時から12時まで行われました。
S様が作成された業務経歴チェックシートを元に話し合いました。業務経歴の5つの業績の記述は、その貢献と成果が次のように記されていました
リスク評価によるに予防保全計画 ボイラ連続運転の維持継続に貢献エネルギーバランスの解析と省エネシステムの設計 電力換算500KW削減ボイラ燃転に対応する煤処理技術の開発設計 ボイラ燃転計画の経済性向上異業種の技術評価と導入設計 新たなビジネスチャンスの創出V回収とV電池事業のビジネススキーム計画設計 V電池事業競争力強化
この内容では業績の貢献と成果の関係が曖昧でした。コンピテンシーが技術士評価の尺度となっておりこれが業務経歴の判断尺度となる事は間違いありません。そしてコンピテンシーとは成果を導く貢献に対する評価を意味しております。ところが業務経歴の中でその2つの関係性が曖昧だと、明確な技術者の資質としてよみとれなくなってしまうのです。
そこで技術貢献の内容と成果を関連付けるため、5つの業績についてそれぞれチェックしていきました。
個別の業績内容となりますと説明に苦慮する場合のありえます。この日もアピールポイントを紙に書き出してご説明してくださいました。面談指導ではこうした自由な表現方法によってご自身の考え方を正確に表現して、その結果業績に関してかなり精度の高い指導が行えるということです。
業績に対して指導するには、その内容を深く理解しなければなりません。しかし業務経歴にの表に書かれた短い記述では全て理解することは困難です。このため面談指導では、お仕事で作成されたレポート類や関係書類をお持ちいただいて、捜査資料をもとにご説明を受ける事を行っております。この方法では資料提示することで細かい背景や業績の経緯を説明することなく、詳細に業務経歴を理解することができ正確な指導が行えるということです。