① 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは? 講師の佐武氏の個性、確固たる視点 (合格するには論文に何を書かなくてはいけないかをよく知っていること)に、新鮮さを感じました。コンサルタントとして3年目でややマンネリ化していましたので、良い刺激でした。
② 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。
本質的な問題を抽出することの大切さです。まだなかなか身に付きませんが、
・体験したことをそのまま業績論文に書いても評価されない
・答案では技術的な課題に絞って貢献を書かなければならない
ということを指摘して頂いたこと。単純なことではありますが、日常業務からは思いつかないことでした。
③ 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。 筆記試験の問題の予測のしかた。残念ながら添削は受けずに受験してしまいましたが、準備に役立ちました。
④ 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)
技術コンサルタントとしての貢献度のアピール方法です。実は体験論文には、仕事であったことをそのまま書いていました。それは
・斜面安定化において、盛土の排水対策として埋設暗渠を設けるという対策例
です。しかし、それは他には対策のしようがない業務であり、いわば「仕方なくそうしている」ものでした。
「これでは技術コンサルタントとしての貢献は表れていません」
と言われました。その後、コーチングで指摘されたアンカー工(その業績で私が提案した)を取り上げて貢献度を高めることが出来ました。
⑤ 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。
この年になると、よくわかりませんが、日本語にするとどうなるんでしょうか?
「コンピテンシー」という言葉は指導の中で特段意識することはありませんでした。
⑥ 筆記試験対策では、過去問を分析して新出問題を予想する指導法をとっていますが、それらは役に立ったと感じられましたか。
大いに思います。これは強制されないとできないとも思います。
⑦ 体験論文では業績を見直して総括的に捉える方法をとっていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。
大いに思います。自分ではできないのでこのコースの本領と思いました。
⑦ 口頭試験では問答集を練り上げて専門家の見識をアピールする指導法とっていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。
いい勉強になりました。なお、スキヤキ塾を参考に回答したところが多かった気がします。
⑧ 講座を受けてみてご自分(あるいは答案が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。
なんだか大切なところはあっという間に忘れる・取りこぼしている気がして、残念ですが、必要なときはまた講座を受けます。要するにまだ本質を抽出する力が身に付いていないんだと思います。一番答えにくい問いです。
⑨ 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはどうですか?
精神的には負担になりますが、このくらいやらないと受からない気がしました。
⑩ 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は? 半分は マンネリ化防止程度に構えていたところがありましたので、しゃきっとさせて頂きました。勉強を継続するには良かったです。問題点抽出、根拠立てた論理展開、明確な論拠からのみ論理展開する作法等、予想以上でした。思い入れをはずし、オートマティクに追いかけるとそうならざる終えない、という展開が必要ということだと思います。
⑪ 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。
普段、手書きが多いので手書きのスキャンファイルも可、として頂けるともっと早く解答をお送りできたかと思います。
⑫ 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
(1)迫力のある体験論文を書くには、現場での実績が欠かせない。現場で工夫や成果があれば、そのような経験を大事に記録して体験論文に書こう。
(2)技術士の勉強は仕事の時間的な制約となるので、試験勉強期間はテキパキと仕事を片付けよう。
(3)技術士資格は必要だけれども、仕事や待遇が激変するほどのご利益はないので過剰な期待は禁物。
⑬ 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。 楽ができる資格ではないですよ。
以上です。ありがとうございました。