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メールマガジン技術士合格への道 第13回
これで合格! 技術士二次試験合格講座
さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
― 合格できる技術的体験論文の書き方 ―
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技術士二次試験の筆記試験が終わって、今後どうすべきか迷ってはいません
か。
・筆記試験の結果が出なければ、技術的体験論文のやる気が出ない。
・10/27まで待っていて、もし合格してたら、技術的体験論文の作成が間
に合わない。
このように悩みに対して、技術士合格への道研究所では、安心のリスクヘッ
ジを提案しています。コンサルティング例をご覧ください。
http://www.gijutsushi1.com/article/13512058.html
このメールマガジンではこれまで講座の指導で確認された、実戦的なノウハ
ウを公開して出来るだけたくさんの方の合格を支援したいと考えています。講
座の内容は次のホームページでも紹介しています。
「技術士試験合格講座」 http://www.gijutsushi1.com/
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1.はじめに
技術士合格への道研究所では、総合技術監理部門についても対策法を提案し
てきました。その結果は、経験則ではなく合格の理論に基づいた、技術者とし
ての本質的な能力開発を行うことが不可欠であるという結論にたどり着きまし
た。それが
「技術者コンピテンシー」 & 「コーチング」
という指導原理に基づいた指導です。専門技術を新たに習得するのではなく、
エンジニアとしての課題設定や対策提案能力を身につけることにより、技術士
試験の大部分の問題は解けるのです。つまり、
普通の技術者のレベルの思考で、基本的な事項を間違いなく提案する
そのような活動の結果が昨年の試験では何と67%という驚異的な合格率を生
み出しています。
また、技術士試験では、
・受験者の専門分野の系統ごとに問題が異なる
・実際に体験したことが題材として求められる
ですからご自身の得意分野の知識(経験)を生かして書かなければ合格でき
ません。
こうした、「誤りのない論理的な考え方」、「得意分野を中心とした問題対
策」を行うには、受験者と指導者による緊密な指導のやり取りが欠かせませ
ん。このため技術士合格への道研究所では受講者と講師によるマンツーマンで
のコーチング指導を行っています。下は最近の指導の様子です。
http://www.gijutsushi1.com/article/13502073.html
このメールマガジンでは、こうした指導の中からテクニックを紹介しながら
11月の技術的体験論文提出に向けて、その作成対策について連載でお送りし
ます。今回はその第1回目です。なお、今後のこの合格講座の連載は次のよう
な内容でお送りしていきます。
●第13回 合格できる技術的体験論文の書き方 ←今回の内容
第14回 合格できる技術的体験論文の書き方(総合技術監理部門)
第15回 合格できる技術的体験論文の書き方
2. 技術士二次試験合格講座第13回
― 合格できる技術的体験論文の書き方 ―
技術的体験論文対策として、まずは問題文の意味、解釈についてご説明しま
す。
2.1 「技術的体験論文」の意味、解釈
技術的体験論文とは、受験者の過去の成功体験をもとに成果や貢献、将来展
望を述べるものです。これによって、試験官としては受験者のベストケースで
の技術者コンピテンシーを計れるわけです。
実際の技術的体験論文の使用方法は、口頭試験の一部として試験委員が使用
し、その内容を踏まえた上で、口頭試験の採点がなされることとなります。受
験者は口頭試験の際には試験室で論文見ないで答えなければなりません。
3. 技術的体験論文の問題
総合技術監理部門以外の技術部門の課題は次のようになっています。
あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、実際に行った
業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙
げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選
び、以下の事項について記述せよ。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
3-1問題文
あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、実際に行った
業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙
げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選
び、以下の事項について記述せよ。
まず業績の選定は「受験申込書に記入した「専門とする事項」」に関するも
のでなければなりません。つまり、申込書と矛盾してはいけないということで
す。
しかも「受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例」と
あります。この意味は、
「受験した技術部門」とあるわけは? 専門の部門を選択したわけであるの
で、その部門の範囲を超えた業績だと評価できない。その部門の技術士資格を
得ようとしているのだから、確かにそのような能力を備えていなければならな
いということです。
「技術士にふさわしい」とは? 「科学技術に関する高等の専門的応用能力
を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれら
に関する指導の業務」を行う能力があるか、またはそのように読み取れるとい
うことです。
つまり、前置き文を総合しますと、自分が宣言した分野で技術コンサルタン
トとして継続的に成功体験をしていることが試験官に伝わればよいのです。試
験官としてはそれらから技術者コンピテンシーを読み取って合否を判定しま
す。
なお業務概要の書き方はこちらをご覧ください。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261100.html
3-2 立場と役割
技術士の職務は判断や指導を伴いますので、確かにそのような立場にあった
かどうかが問われます。平社員や派遣社員ではなく、管理職以上であることが
望ましいといえます。同じ意味で、補助的作業は業務として認められません。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261101.html
3-3 業務を進める上での課題及び問題点
技術士としての能力を計るのに最もわかりやすい問題解決型試験となってい
ます。ここでは課題が大きければ大きいほど、また問題点の難易度が高いほど
業績として高く評価されます。
コンピテンシーを高めるためには、課題を大きく示したり、問題点の難しさ
を強調することは効果的と言えます。
さらに詳しい説明はこちらにあります。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261102.html
3-4 あなたが行った技術的提案
技術的提案とは「4-3 業務を進める上での課題及び問題点」に対する答えで
あり、これによって問題が確かに解決し得るものでなければなりません。しか
もその提案の中では専門技術を応用して解決策を提案をしていることがわかる
必要があります。技術応用力を計る試験であるためです。
この「専門技術を応用した解決策を提案」の表現が難しいと感じられる方が
多いようです。特に役所にお勤めの方にその傾向が強いようです。コンサル会
社などと違って、技術検討しない場合が多いからというのが理由だそうです。
しかし、ご心配はいりません。技術応用力はどのような場合でも発揮している
ものです。当研究所では業績をヒアリングして専門技術を再確認しています。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261103.html
3-5 技術的成果
技術的成果とは、4-4の技術的提案を実施した結果として得られる成果を言
います。わざわざ「技術的」という背景には次のような考えが推定されます。
・対策の結果として確かに得られた成果であること(他の要因による偶然的な
ものではない)
・経済的な効果ではなく、技術的な因果関係の結果として得られたものであ
る。(経済的な外部要因によるものではない)
成果と言うとたいてい経済的効果をイメージしますが、この「技術的成果」
の項では技術的な貢献を客観的に評価しようとしているのです。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261104.html
3-6 現時点での技術的評価及び今後の展望
ここでは過去の業績を現時点で評価してどう考えるかを述べます。よくみら
れるのが「業績は良かった。成果は大きかった」という回答ですが、これは実
は良くありません。
というのは、この項ではPDCAやCPD(継続研鑽)を確認しているから
です。PDCAをやる限り、何らかの「気づき」があるわけで当然改善の提案
があるはずです。CPDをしていても同じような結果です。
つまり「過去に行ったこの業績は反省すべき点は多い」という回答のほう
が、試験官からの評価はよいということです。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261105.html
http://www.gijutsushi1.com/category/1261106.html
4. 「技術的体験論文」の問題文解釈のまとめ
今回はまず初めに「技術的体験論文」の問題文を解釈してどのようなことを
書けばよいかを整理しました。出題者の要求が分かれば対策もしやすいと言う
ものです。上記の3-1〜3-6の項目を今から対策していけば、かなり合格率が
上がるはずです。次回は総合技術監理部門について同じように解釈を述べてみ
ます。
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技術士合格への道研究所のパーフェクトコース講座の最近の指導より
講座の指導では筆記試験を終えて、再現答案を作成しその添削を行っていま
す。すでに15件を超える答案を添削しました。この様子はホームページの記事
に詳しく書いてあります。
http://www.gijutsushi1.com/article/13511901.html
済んでしまった筆記試験を再現して何になるのか
と思われる方もいますが、試験の再現分析はとても良い能力開発だと考えてい
ます。
また、講座の満足度調査を行い、大多数の方から「とても良い」、「良い」の
評価をいただいております。また、添削回答の速さも好評です。
http://www.gijutsushi1.com/article/13502100.html
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