N様はコンサル社員でも、役人でもないのに技術士をとりたいと考えたそうです。知人に話されたら不思議がられたそうです。
「何のために技術士をとるのですか?」
と。 しかし、大事なことは資格もさることながら自分が勉強して、指導者として影響力をふるうことです。技術士をとる過程で身に付けた数々のコンピテンシー、例えば、
- 問題解決は、「問題点、課題、解決策」の順に論理的に考える
- 努力や試行錯誤ではなく科学技術を応用して問題を解く
- PDCAに沿って物事を管理する
といったことは、日常業務の中で若手技術者を指導する際に強力な指導力となって現れるはずです。つまり
大事なことは資格ではなく技術士としての将来の貢献プランを描けること
なのです。たとえ技術コンサルタントとての業務を行わずとも将来にわたって貢献できる要素があると思います。