この日は10:00〜12:00にパーフェクトコースを受講されている、機械部門のT様が来られました。業務経歴チェックシートと筆記試験添削について御相談されました。
■業務経歴
業務経歴については本研究所の講座では「業務経歴チェックシート」というフォーマットを利用して、合格できる業績をまとめています。この日も「業務経歴チェックシート」の記述内容をもとに、技術士にふさわしい業績をまとめました。すなわち、
これらをわかりやすく表現するため、下の写真のように「業務経歴チェックシート」を添削しながらコーチング指導を行いました。
■筆記試験添削
筆記試験対策では、レジュメ、チェックシート、答案の3段階答案作成法を採用しています。
本日コーチング指導でお伝えしたことは、問題の本質的な答えを早めにイメージして、それに沿った文章構成を考えるということでした。問題は、
機械部門 選択科目【1−10】情報・精密機器
Ⅰ−2−5 位置決めなどを行うシステムにおいてサンプル値制御系を構成する際、システムが満たすべき制御性能及び制御帯域に留意したデジタル制御系の設計プロセスについて述べよ。
この問題の「サンプル値制御系」とは
連続時間プラントなどを離散時間コントローラで制御する制御方式
です。こうしたシステムのデジタル制御系の設計プロセスについて述べるという問題です。まずはこのように、出題者の中心となる要求を明らかにしていくことです。そして付帯条件として、制御性能及び制御帯域を満たすように留意すればよいのです。
機械部門のT様は、最初疑問を持たれていましたが、こうした問題文の要求がはっきりすると後は楽勝で解答の見通しが得られたようです。下の写真は面談コーチングで解答方法(考え方)の組み立てを説明してもらているところです。