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メールマガジン技術士合格への道 第16回
これで合格! 技術士二次試験合格講座
さあ、目指そう! 技術コンサルタントとしての能力開発を
― 合格できる技術的体験論文の書き方(4) ―
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技術的体験論文をそろそろ着手しませんか。技術士二次試験の合格発表は1
0/27火曜日です。もし合格していたら論文提出までは2週間、その間にど
うやって完成させるか?
このように悩みに対して、技術士合格への道研究所では、安心のご提案をし
ています。夜間、休日も相談可能な短期集中のシステムで体験論文、口頭試験
まで指導を行います。必ず納得の答えが得られる、この安心のシステムをご覧
ください。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261089.html
このメールマガジンではこれまで多くの受講生を合格させたノウハウを公開
して出来るだけたくさんの方の合格を支援します。その考え方では合格できな
い。不合格の三大原因。合格できる方法ははっきりしている!はこちら。
「技術士試験合格講座」 http://www.gijutsushi1.com/
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1.はじめに
技術士合格への道研究所では、技術士試験対策として筆記試験答案の適切な
書き方や、体験論文のまとめ方を提案してきました。その結果は、経験則では
なく合格の理論に基づいた、技術者としての本質的な能力開発を行うことが不
可欠であるという結論にたどり着きました。それが
「技術者コンピテンシー」 & 「コーチング」
という指導原理に基づいた指導です。専門技術を新たに習得するのではなく、
エンジニアとしての課題設定や対策提案能力を身につけることにより、技術士
試験の大部分の問題は解けるのです。つまり、
普通の技術者のレベルの思考で、基本的な事項を間違いなく提案する
そのような活動によって昨年の試験では、講座修了者の口頭試験の合格率が1
00%という驚異的な合格率を生み出しています。
また、技術士試験では、
・受験者の専門分野の系統ごとに問題が異なる
・実際に体験したことが題材として求められる
ですからご自身の得意分野の知識(経験)を生かして書かなければ合格でき
ません。
こうした、「誤りのない論理的な考え方」、「得意分野を中心とした問題対
策」を行うには、緊密な指導のやり取りが欠かせません。このため受講者と講
師によるマンツーマンでのコーチング指導を行っています。かつてなかった、
添削、音声ファイル、面談による丁寧なやり取りの流れをご覧ください。
http://www.gijutsushi1.com/article/13545408.html
このメールマガジンでは、こうした指導の中からテクニックを紹介しながら
11月の技術的体験論文提出に向けて、その作成対策について連載でお送りし
ます。今回はその第4回目です。
第13回 合格できる技術的体験論文の書き方(1)
第14回 合格できる技術的体験論文の書き方(2)
第15回 合格できる技術的体験論文の書き方(3)
●第16回 合格できる技術的体験論文の書き方(4)←今回の内容
なお、バックナンバーもあります。
http://www.gijutsushi1.com/category/1284891.html
2. 技術士二次試験合格講座第16回
合格できる技術的体験論文の書き方(4)コンピテンシー向上の4大ポイン
ト
技術士体験論文は業績を通した人物能力測定試験であり、そこでは技術者と
してのコンピテンシーをチェックされます。ですから口頭試験では、まず体験
論文の中にコンピテンシーを表していけば必ず合格率は向上します。今回から
は、どうやってコンピテンシーをアップさせるのか、多くの受験者が陥りやす
い4つの誤りとその改善策を提案していきます。
3. 技術者コンピテンシーをアップする4大ポイント
今回からは実際の技術士受験者が遭遇した問題を取り上げ、そこから技術者
コンピテンシーを改善する方法を提案していきます。技術士合格への道研究所
のコーチング指導ではこれまでの指導より多数の方が陥っている問題が明らか
となっています。ここでは文章作法など小さな問題は除いて、答案の評価を悪
くする4つの問題を考えてみましょう。それは、
(1)業績の全体が捉えられていない
(2)課題、問題、提案が論理的につながっていない
(3)技術らしい技術が現れていない
(4)専門家らしい見解が見られない
これらの4つであり、いずれも論文に対する評価ランクを大きく下げる致命的
な影響を持っています。
本研究所の講座ではこうした4つの問題を克服して受講生様の論文を完成さ
せてきました。その過程で確立した無理なく確実に合格答案に導くための方策
をご紹介します。
まず、今回は論文に対する評価ランクを大きく下げている4つの問題について
それぞれ説明します。
3. 技術的体験論文の評価を下げる4大問題
3.1 業績の全体が捉えられていない
「業績の全体が捉えられていない」のは、論文に書こうとする業績について、
全体像をイメージせずに一部の書きやすい仕事に限定してまとめときにそうな
ります。具体的にはこのような業務です。
・日ごろ気になっていることをつなぎ合わせて書いた業務
・本体の業務に付随して行ったか、または一時的な業務
・本来の業務の期間中に訳があって特別に傾注して行った業務
・故障の修理や定型業務の対策事例など解決法がはっきりしていること
これらの業務のは問題点は、
・そもそも思っていることをつなぎ合わせて書くだけなのであまり難しいこと
はなく、小さな業務になりがちである。
・全体像がつかみやすく、特段整理する手間もなく論文が書ける。しかし、所
詮限定的な範囲での業務であるため発展性がなく、手がけた業績の技術の全体
像を表現できない。
・自分の得意分野であるため書くことには事欠かない。しかし、偏った業績と
なってしまう。
・扱うものが具体的なものに限定されているため表現が楽。しかし、考察らし
いものが存在しないため、技術士としての貢献を表現する余地がない。
というように業績としては問題を含んでいます。
3.2 課題、問題、提案が論理的につながっていない
次に問題となるのが「課題、問題、提案が論理的につながっていない」こと
です。このような論文を読んだときの印象は、
・なぜそうなのか理由がわからない
・なぜそのことを言っているのか意図がわからない
・言っていることはわかるが、論文の趣旨として何を読み取ればよいのか見え
ない
というものです。
こうした記述が生まれる原因は、
問題点や対処方法が見当もつかない段階で問題解決に挑もうとしている
業務としてやったことははっきりしているが、なぜそうしたか考えずにやって
いる。
などです。「課題、問題、提案」とは問題解決の重要な過程であるためそれが
行えないとなると、技術者としての能力に対する信頼が失われることとなりま
す。
3.3 技術らしい技術が現れていない
仕事はやっているが、専門技術を扱っていなかったり、技術とは別の努力に
よって成し遂げられる業務である場合です。たとえば、
学者の会議を開催して解決策を考案してもらう
役所、事業主などの主体に働きかけて行ういわゆる「調整業務」
建設部門なのに応用技術の主体が環境や機械といった他部門の技術
といったケースです。技術士的体験論文の狙いは、「技術」を通した貢献の業
績から、技術者としての能力を測るものですが、もしそこに「技術」が表れて
いなかったとしたら、答案は採点できないということになります。
また、試験は部門、科目ごとに行うわけであり、その部門・科目と異なる
「技術」を披露してもやはり答案としては採点できないことになります。(つ
まり0点)
3.4 専門家らしい見解が見られない
この「専門家らしい見解」とは、答案の後半にある「現時点での評価」や
「今後の課題と展望」で見られます。これらは、熟練した技術者だけが持つ能
力であり、こうした質問から高度なコンピテンシーを直接測る問いと言えます。
「現時点での評価」は業績に対する鋭いPDCAを確かめるものだと考えて
ください。有能な技術者ならチェックの尺度が厳しいため、過去の業績に対し
て何らかの反省があるのが普通です。こうした、業績に対する反省から技術管
理の姿勢や向上姿勢を測るものです。
「今後の課題と展望」は未来に対する予測的な視点です。これは経済アナリ
ストによる景気予測などと同じです。未来の現象を予測するには専門分野の理
論をもとにシナリオを想定しなければならず、そのためには現状の業務に対す
る多方面からの改善や研究を継続的に行う必要があります。予測や展望ができ
ていることは相当専門家であるということです。
4. 「技術体験論文の評価を下げる4大問題」のまとめ
以上の4つの問題は何らかの形ですべての受験者の体験論文に共通していま
す。ただし、問題の原因は各個人で業績が異なるため一般的な解決法が成り立
ちません。今回は4大問題を紹介して問題の概要を示しました。次回からは、
本研究所の講座で確認された具体的な事例を取り上げてこの4大問題の克服法
について考えてみたいと思います。
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技術士合格への道研究所のパーフェクトコース講座の最近の指導より
講座の指導では技術的体験論文の指導が中盤を迎えております。多数の方が
提出する論文形式でまとめている段階です。確実にコンピテンシーレベルを高
めるために、講座の添削指導では先の4大問題である、
(1)業績の全体が捉えられていない
(2)課題、問題、提案が論理的につながっていない
(3)技術らしい技術が現れていない
(4)専門家らしい見解が見られない
これらの問題を段階的に克服中しています。
まず、「(1)業績の全体が捉えられていない」はチェックシートで業績を書
き出す際にコーチングで確認します。「(2)課題、問題、提案が論理的につな
がっていない」も同様です。チェックシートにある記述欄を埋めていくと解決
できます。
しかし、こうした定型的な指導で解決しないのが「(3)技術らしい技術が現
れていない」や「(4)専門家らしい見解が見られない」です。
「技術らしい技術」を確実に表現するには、技術内容に合わせて貢献内容を
整理する必要があります。さらに「専門家らしい見解」は各自の専門分野にお
ける課題を再整理する必要があります。つまり、講師が相当詳しく業績につい
て聞かないとわからないものなのです。ヒアリングの時間は2〜3時間に及ぶ
ことも普通です。
こうした、自分だけの業績についてまとめ、コンピテンシーレベルを高める
ため、たくさんの受講生様が当研究所のセミナールームを訪問されて解決され
ています。他の指導機関の添削講座で挫折された方も、ヒアリング・コーチン
グによって、ほとんどの方が間違いなく明確な答えにたどり着けているのです。
つまり、
論文作成の方法を習うことと、自分の業績のコンピテンシーを掘り起こすこと
とは全く違う。
ということです。この体験をされた方はきっと体験論文の画期的なレベル向上
を感じられるに違いありません。
これらの様子はホームページの記事を参照ください。
2009.10.09 総合技術監理部門体験論文指導(骨子組み立て)
http://www.gijutsushi1.com/article/13549148.html
2009.10.02 技術的体験論文の骨子の組み立て指導
http://www.gijutsushi1.com/article/13548561.html
2009.09.09 農業部門の方の体験論文骨子をまとめました
http://www.gijutsushi1.com/article/13527960.html
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お役に立てるよう努めます。
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