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メールマガジン技術士合格への道 2010年 第3回
必ず合格できる 技術士二次試験合格講座
― 新たな指導原理開発と今年の戦略 その3―
技術士二次試験で合格するにはどうすればよいか。技術士合格への道研究所では過去10年間、数々の指導法開発し、弛まない改善を積み重ねてまいりました。その結果、驚異的な満足度となっています。なんと、
満足度80%、という驚異的成果です。
技術士合格への道研究所では、ただわかるだけではない
「力の出る指導」、「自ら考える力のつく指導」
を目指して、「コンピテンシー理論+コーチング指導」を実践してきました。その成果と言えます。
このたび新たに講師会を結成して集団で指導原理を開発してまいります。
http://www.gijutsushi1.com/article/13646847.html
1.はじめに
技術士合格への道研究所では「わかる指導、力の出る指導」を目指して
コンピテンシー理論+コーチング指導
を開発してきました。
「コンピテンシー理論」とは高い能力を発揮している人の行動特性であり、そのような能力開発理論を応用して効果的に技術者指導を行うものです。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261095.html#conptency
「コーチング指導」とは、論文添削だけでなく、答案の考察方法や解答姿勢、ご自分にピッタリの試験戦略を毎回口頭で解説して、かつご自身でも正しく考えられる思考力を養うものです。
http://www.gijutsushi1.com/category/1261095.html# couching
「コンピテンシー理論」、「コーチング指導」は受験者様と問題を共有して解決しますので、成果として「わかりやすい」、「力が出る」という効果を生んでいます。
これら指導の結果、だれでもご自分の専門技術を余すことなく答案に反映し、技術士試験での合格力を自然に高められます。それとともに日常の業務も改善図れます。
このメールマガジンでは、当面8月の技術士二次筆記試験の対策について連載でお送りします。今回はその第3回目です。
2. 驚異的な合格率の秘密、「合格力」をつける指導原理について
さて、本講座の筆記試験合格率についてはすでにHPでもご紹介したとおり、62%にもなっています。(詳しくはホームページをご覧ください)
http://www.gijutsushi1.com/category/1261087.html#ritsu
一般的な講座では、合格率が3割〜4割に過ぎず、しかもそれで試験に落ちたらもうそこでは習いたくないというのが普通です。それらに比べて驚異的であることがお分かりいただけるでしょうか。こうした成果の根拠は次のような指導原理を地道に実践しているからなのです。
(1)予想の山が外れないように広範囲で予測する(山を張らない)
(2)題意に応じて正しく答える(臨機応変な考察力)
(3)添削+コーチングで正しい考え方をスピーディーに理解する
(4)チェックシート等で添削・修正サイクルを早める
(5)オリジナル応用問題で練習する(総合技術監理の場合)
今回は、「(2)題意に応じて正しく答える(臨機応変な考察力)」について詳しくご説明します。
なお、これらの成果は無料セミナーで公開しております。関心ある方はぜひご参加ください。直近では、2/27、3/13、3/27(いずれも土曜日)に予定しております。
http://www.gijutsushi1.com/article/13646932.html
3. 題意に応じて正しく答える(臨機応変な考察力)には?
昨年の試験結果より技術士試験の出題傾向には次のようなことがいえます。
こうした問題に対処するにはあらかじめ問題を予想してかかることは無意味です
このため初めて見た問題に最初から正解をできる力をつける以外に合格の道はありません。最初はだめでも、勉強して型を覚えておけばとか、答案をいつくか覚えておいてその場でアレンジして、とか言う方法は通用しません。とにかく、どんな問題でも初回から正しい考えが組み立てられる力をつけていかねばならないのです。
4. 正しい考えを組み立てる方法
出題者の意図は応用力のチェックであって知識ではありません。この試験の本質を次の事例からご説明しましょう。代表的な技術者コンピテンシーを直接測る試験問題となっています。
4.1 「体験学習能力」を問う問題
これまで過去に多かった問題形式は現状、課題、解決策という三段論法的な問題解決提案でした。しかし、このところ応用力を直接問いかける問題が増えています。例えば、平成19年にはすでにこんな問題が出ていました。
建設部門道路科目H19年I−1
「道路特定財源の見直しに関する具体策」(平成18年12月閣議決定)においては、「道路整備に対するニーズを踏まえ、その必要性を具体的に精査し、引き続き、重点化、効率化を進めつつ、真に必要な道路整備は計画的に進める」とされている。このような見直しに至った背景と考えられる事例を2例以上挙げその内容を記述するとともに、これらの事例を踏まえて「真に必要な道路とは何か?」についてあなたの意見を述べよ。
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この問題は直接技術者コンピテンシーの一つである「体験学習能力」を測るものです。つまり、こうです。
あなたは有能な技術者か?→だとしたら、過去の業務で技術応用しているはず。→道路整備の業務なら、必要性の精査とか、重点化、効率化の認識はあるはず。→しかも、優れた管理者ならそうできなかった反省をしているはず。→だとしたらそのような反省点を体験から述べなさい。
という問題です。
まず、専門的体験をしていることが前提で、しかも鋭い視点で業務をチェックする必要があります。そしてそこで体験から次の実施に役立つ知見を学びとっていること、そして生かされていることが必要です。
このような解答では、模範解答が役に立たないため、普通の添削では正解を得ることができません。体験から思いつかない場合は、文章をいくら添削しても有効なコンピテンシーの表現にはつながりません。しかし、コーチング指導では次のような方法で受講者様ご自身の答案を作っていきます。同じことをセルフコーチングで行うことも不可能ではありません。
4.2 「体験学習能力」を表現するには
優れた技術者は一般的に「体験学習能力」というものに長けており、体験するごとに知見を増して技術力を向上していきます。専門的分野では、もはや「先生」や「教科書」から学ぶことはできないからです。従って、こうした特性を確認することは、単刀直入に技術者の能力を把握するものなのです。
本研究所講座のコーチング指導ではこうした体験学習能力を次のような手順で引き出していきます。
(1)目標に対する達成度(目標−実績=ギャップ)はどうか
(2)ギャップが生じた原因は何か。
(3)ギャップを埋める方策はなにか
(4)ギャップを埋めることを実践しているか
(5)同様な知見を複数持っているか
以下、ご説明しましょう
(1)目標に対する達成度(目標−実績=ギャップ)はどうか
まず目標に対する現実の到達度を認識することが前提です。このギャップを埋めるために努力はあるのです。そのためにもまずはギャップに気付くことが前提です。
一般に能力が高い人ほどチェックの目が厳しいためこのギャップが大きくなる傾向があります。逆に「まあまあ良かった」とか「私の業績は評価に値する」とか自画自賛してしまうと、この体験学習能力の表現機会を失ってしまうこととなりかねません。
(2)ギャップが生じた原因は何か。
次にギャップに対する分析です。ギャップ自体はただの結果であり、原因まではわかりません。しかし、経験や理論から推定してギャップが生じるメカニズムを推定することは可能です。
例えば「コンクリートのひび割れが多い」というギャップに対しては「水セメント比が大きい」という原因が相当し、そのメカニズムは「コンクリート固化時の乾燥収縮」が推定されます。
こうしたメカニズムを想定することで、合理的な対策が打てるし、マスコンクリートなどさらに高度なひび割れ制御にも応用できます。つまり、技術者コンピテンシーを高める原動力となるということです。
(3)ギャップを埋める方策はなにか
つぎに、ギャップを埋める方法を考えます。前述のメカニズムから逆に考えて、その現象が逆に表れるような行為をすればよいのです。
先の「コンクリートのひび割れが多い」という例では「水セメント比を小さくする」という逆の対策により、「コンクリート固化時の乾燥収縮」が緩和できるわけです。
(4)ギャップを埋めることを実践しているか
さらに、優れた技術管理者としてはこのようなことを日常的にやっているかどうかも問われます。試験のための一回限りの答えではなく、日常的に「体験学習」を実施しているとわかることが大切なのです。
しかしながら、たいていの方は、このような反省をする機会も少ないし、ましてやそのことを追跡調査する余裕などないのが実情です。実際、本研究所の受講者様においても、講座のコーチングで初めてこのような必要性にぶち当たることがほとんどであり、独自にできている方はまれにしかいらっしゃいません。
このため講座のコーチング指導では、必要に応じて文献調査等を実施しすることにより、体験的な知見を増すような指導を取り入れています。こうした指導によって、幅広い改善の提案や、改善に至る知見を日常的に文献から調査していることなどが分かるため、技術者コンピテンシーが高まってくるということです。
文献調査等の指導テクノロジーについてはこちら>
http://sat1.sakura.ne.jp/gijutsushi1/gijutsushi1_old/4kinou.htm
(5)同様な知見を複数持っているか
さて、上記(4)ではギャップを埋める取り組みを表現することにより、体験的学習能力を表しました。一例として「ひび割れ制御」をあげましたが、「強度」や「ワカービリティー」など要求品質は複数あるわけで、それらに対して同時並行して前述のギャップを埋めるような活動を行っていることが求められます。
なぜなら、個別の改善はその品質に対する改善活動の表れに過ぎず、技術者としてはそのべースとなる方針や考え方をあることが前提だからです。
試験ではさらに上位のコンピテンシーとして、必要な事項に対する体験的学習を独自に進められるという「概念的に展開」しているかを測ることになります。(こうした「概念的な思考」については次回のマガジンで詳しくご説明します。)
5. 題意に応じて正しく答える(体験学習能力対策)のまとめ
今回は、「題意に応じて正しく答える」ために、試験で出題頻度の高い体験学習能力対策について述べました。体験学習能力は技術者の主要コンピテンシーの一つとして、体験に基づいて知見を答えるような問題として出題されています。
こうした問題では、従来の知識を暗記して答える形式の勉強はほとんど無意味であり、体験を通して仕事の品質を高めていくような活動(知見)が求められます。
具体的方法として目標と実際のギャップに着目し、原因の分析、改善策、その実践などを日ごろから行っていく必要があります。試験ではさらにその完成形として同様な知見をあらゆる仕事上の品質に対して保有しているかが問われるということです。
技術士合格への道研究所では、こうした「体験学習能力」を指導するためコーチング指導により確実にわかる指導を行っています。
■技術士合格への道研究所講師会の活動報告
http://www.gijutsushi1.com/article/13646847.html
本研究所では指導効果を高めるため、専門分野の講師(オブザーバー講師)による指導の導入を推進しております。コーチング講師とオブザーバー講師の2人の先生から学べることになります。2/20に行われた第三回講師会にて、今年は試行的にオブザーバー講師による指導実績を作っていくことを話し合いました。そのテーマとして、
「停滞は滅亡なり、前進あるのみ」
というスローガンを掲げて、
などを行っていくこととしました。
そのうち、オブザーバー講師会活動の実績を作ることに関しては、試行的にでもいいからとにかくやってみる、つまり
「走りながら考える」
として、 直近の面談指導でボランティア形式での参加してもらい、その様子をブログで見える化することを計画しました。この方法としてインターネット電話による3 者会議も行います。
オブザーバー講師による指導を希望される方、また本講師会活動の実態をお知りになりたい方はご連絡ください。本研究会ではこのような講師会活動を通して講師ら自らの能力開発を行っていく予定です。
詳しくはこちら>
http://www.gijutsushi1.com/article/13646847.html
技術士合格への道研究所
代表者 佐武良祐
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Tel 03−6661−2356
FAX 03−6661−2356
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URL http://www.gijutsushi1.com/
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