この日は10:00〜12:00に総合技術監理部門を対象として無料セミナーを行いました。
参加されたのは総合技術監理部門を目指す方々です。
指導内容は、
- 総合技術監理部門の合格戦略
- 申込書の書き方解説
- H22筆記試験問題の解答方法のコーチング
を行いました。
■申込書の書き方
総合技術監理部門としての創造的な対処による貢献が求められていることを申しあげました。つまり、一般の部門とは違って、業績に対して総合技術監理部門の技術士としての貢献が求められます。このため、一般には青本のキーワードを書きこむなどの最低限の方法が紹介されていますが、実はその方法の実効性が問われています。
このため、青本のキーワードであるだけでなく、創造的で効果的な方法を考える必要があります。講座ではコーチングによって各受講者様の体験に基づいたベストの方法をご提案するようにお話しました。
■H22筆記試験問題の解答方法のコーチング
問題文を1段落ずつ読み解いて、出題者の意図を把握し、文中に隠されたヒントを読み解いて行きました。その一方で各参加者様の再現答案を確認しながら、敗因を分析していきました。
その結果、出題者の意図はあまり理解されておらず、短い時間の中で独自の問題文の解釈のもとに答案を書かれていたことがわかりました。しかも、その誤解の状況は参加者様によって異なり、参加者様はそれぞれ個別の問題を抱えていることがわかりました。
そこで参加者様ごとに解答姿勢を確認し敗因を分析するとともに、改善方法をご提案しました。その結果答案作成の方針が明らかとなったようです。論文試験では独自の体験や考えをもとに述べるため、個別性が高くなり、お手本となる一般論では勉強になりません。ご自身の体験や知見をベースとしたベストの技術応用が求められているということです。
それとともに、総合技術監理の要素技術や論旨をまとめるテクニックは知識だけでなく実践的な練習が必要です。これらの手法によって、どうやってご自分の論旨をまとめていくかという本質的な考える力が必要です。こうした能力は、問題に接して何回も考えることにより暗黙知として体得しなければなりません。
そして、「正しく考える」には「良くわかる」ことが不可欠であり、その方法としてコーチングが有効なのです。
以上、問題文、答案をもとに、添削・コーチングを行えば、面白いほど簡単に正解にたどりつく考え方がわかるということです。本研究所の講座がなぜ理解度、満足度が高く、しかも合格率が高いかということをご納得いただけたかと思います。