この日電話コーチングを受けた総監・機械志望のО様に対して13:00〜14:00に総監模擬試験問題の添削説明をしました。
総監試験ではここ数年設問(1)(2)(3)に対して(3)の対策がいつも難解であり、合否の分かれ道となっています。やはりこの模擬試験問題でもО様の答案の指摘は(3)、すなわち上記の2ページに集中していました。
添削の指摘事項は、
①経済性管理の対策として、総監の要素技術(キーワード)は書いているもののその根拠や効果がわからない。
②コストと信頼性のトレードオフが求められているのに、その実現法が説明できていない。
というものでした。①は説明不足、②は必要な答えの欠落で、必ず減点されます。
そこで、記述のもとになったО様の業務内容を詳しくお聞きしました。
結果として①②共にそれらをふさわしい総監の言葉で表現して解決できました。
ところで、О様は模擬試験で問題を知り、問題に慣れようとされていましたが、知るだけではダメと確信されて、今は
- 新規の問題に遭遇して臨機応変に対応する
ことの大切さを認識されています。これが実は技術者のコンピテンシー(≒暗黙知)であり、総監のライセンスが目指すものです。このような認識が合格へ向かう一歩だと考えています。