建設・港湾受験のK様は、試験13日前のこの日、面談コーチングに来られました。本日は18:10〜20:30にH23年の予想問題の内容に対する添削の相談をしました。
この時期に注意しなければならないのは、
- 何回も添削していると卒なくまとめる技がついて型にはまってくる
- 実際、時間内に答案が書けるのか解らない
という問題です。
講座ではコーチングでこれらを解決しています。
1. 何回も添削していると卒なくまとめる技がついて型にはまってくる
何回も添削していると卒なくまとめる技がついて型にはまってきます。技術士問題は問題解決の解決策の提案となっていますが、スムーズに問題解決を図ろうとするあまり、抽象的で表面的な答えに陥りがちとなります。この結果、具体的な提案の乏しい答案となってしまいます。こうした答案の感想は、「間違ってはいないが、失望」というものです。
たとえば、港湾の性能設計の課題が次のように書いていたとしたら、
ここでは具体的に「港湾」の「性能設計」の課題が何であるかを考えてそれを記述する必要があるのです。
K様のコーチング指導後の解答は、次のようになりました。
2. 実際、時間内に答案が書けるのか解らない
いくら練習はしていても、実際に答案を手書きで仕上げるのは別な作業です。考えながら鉛筆を動かすとつい考えが進まないものです。このため時間内に答案を書きあげるのは結構大変な作業となります。
練習で学んだ知識が言葉で記憶したものであって、まだ暗黙知のレベルまで達していないからです。
試験を手軽に体験するには模擬試験コースを受講される方法があります。土日の時間を使って試験を再現してみることです。実際に受講されてた方の結果から言えることは、かなり練習されている方でもけっこう苦しんでいるということです。
K様も実際に時間を決めてこの上の写真の答案3枚を作成してみたところ、相当苦しんだとのことでした。
練習では素晴らしい提案をしていても、いきなり新規の問題で、しかも時間が限られると平凡な答案となってしまう場合があります。しかし、「平凡」は悪くはありません。答案は60点取れば合格なのです。大きな間違いをしないようにして、求められていることをきっちり解答すれば合格できます。
3. 試験当日に60点取って合格するには
ではどうやって60点を確保するのか。そのためには大きな間違いをしないことです。この注意を「虎の巻」としてまとめましたので参考にしてください。
技術士合格虎の巻2011年
第2回 合格に必要な要件 その1
出題者の意図を正しく読み取る