水道・上水道受験のH様は、体験論文作成に向けて技術的体験チェックシートの修正に取り組まれていました。しかし、その骨子の組み立ては難航していました。本日は17:00〜18:00、会社の帰りにセミナールームに来られて、その説明を受けられました。本日ご説明したテーマの1つは、
概念思考ができなければ専門家ではない
ということです。
論文の骨子として問題になっていたのは、
- 水道管の圧力制御技術
- 簡易な制御方式による、ポンプのオンオフ設定
ここで大事なのが、それぞれの技術背景となる概念を表現することでした。
- 水道管の圧力制御技術は配管の圧力解析に裏付けられた品質管理技術です。
- 「簡易な制御方式による、ポンプのオンオフ設定」は途上国住民による持続可能な維持管理技術と言えそうです。
このように、ただ技術を実施したままのことを記述するのでなく、体験論文では技術の背景となる概念を表現するようにしてください。なぜなら
概念的思考は専門家にしかできない
ため、そうした記述によりコンピテンシーを表せるため、評価を高めることになります。